タクト軸付砥石はSW、SG、SBの3種類ありますが違いを簡単に教えてください。 
SW:砥粒にWA(ホワイトアランダム、酸化アルミニウム)を使用しています。
SG:砥粒にGC(グリーンカーボランダム、緑色炭化ケイ素)を使用しています。
SB:砥粒にWAのほかに特殊砥粒を配合しています。 
タクトジスク(材質別)は、12000RPMと表記してありますが、5000RPMで使用するとどうなりますか? 
使用していただいて結構です。但し、12,000rpmで使用された場合と比べると、作業効率が悪くなると考えられます。一方で、低速でゆっくり作業するほうが良い面(平滑な面)が得やすいので、必要に応じた回転速度でご使用ください。 
タクトの砥石の環境、安全性、経済性は? 
■環境
ゴム砥石は従来の砥石に比べ、研磨粉が少なく、クリーンな作業環境が得られます。

■安全性
当社が指定しています最高使用回転速度を守っていただくことが重要です。使用回転速度及び使用上の注意事項を遵守していただければ、何ら問題は発生しません。

■経済性
従来の砥石に比べて砥石寿命が長いため、実質的には割安になると考えられます。(残念ながら具体的な数字はありません) 
ゴム砥石とペーパー砥石の面粗度を比べる目安はどのくらいですか? 
ペーパー砥石は、砥粒を接着剤で強固に固定しています。ゴム砥石はゴムで固定しているため、ゴムの弾性によって砥粒の作用が弱められるため、同じ粒度のもので大体2分の1ぐらいの面粗度になります(使用条件によって大きく異なる場合があります) 
タクトの砥石は粒度別でカラーになっていますが被削材に砥石の色が付着することはありませんか? 
一般的な金属材料(鉄、アルミ等)の加工に使用されるのであれば、概ね問題はありません。但し、焼結体や多孔質体のようなもの、セラミック類、木材等に使用された場合、砥石の色が付着する可能性があります。 
タクトジスクは材質別に砥石を区別してありますがセラポジスクを分けてないのはなぜですか? 
材質別に区別していますが、必ずしもこの材質の砥石がベストとは限りません。ガラス、石材、HST、アルミ、KST,ステンの順に硬くて脆い材料から、粘りのある材料に適するように設計しています。 セラポジスクは従来のゴム砥石の弱点であった、使用時の砥石の目詰まりを防止するためにゴムをスポンジ状に成型したものです。他の砥石より結合強度が弱いため、研削の能力は高くありませんが、程よい力加減でご使用いただくと、光沢のある面がえられます。 
セラポジスクはなぜ5000RPMで回転でなければいけないのですか?また、通常の電気グラインダー(12000RPM)で回転させるとどうなりますか? 
前Qで少し説明しましたが、セラポジスクは他の砥石に比べ結合強度が大変弱くなっています。そのため、回転の遠心力によって砥石が変形します。5000rpm程度の遠心力であれば普通に使用できる状態ですが、それ以上の回転では砥石が振れてしまい、使用できるような状態で回転しません。すばやく平滑な面を出すために研削力はあまりありませんが、仕上げ砥石にありがちな目詰まりが発生しにくいのが特長です。